2025年8月12日に、佐賀県基山町にて、イマーシブ・ツーリズムの体験会を開催。
佐賀県基山町への新たな層の集客を狙い、若者に人気の「イマーシブ」のご当地コンテンツを制作を次年度に予定。ICTを活用し、地域住民との交流も盛り込むことで、これまでの観光スタイルとは異なる地域資源の消費を図る。
当社代表取締役 細川 哲星と地方創生室 室長 中村 涼子が、町職員や町内の観光事業者等に周遊型観光体験商品についての理解を深めてもらうため、関係者を対象とした体験会(研修)の講師を担当。体験会の参加者の意見を基に、周遊型観光体験商品の販売ができる状態を目指し、企画・開発支援を予定。
基山町観光協会は、基山町と連携しながら、地域の魅力を再発見し、交流人口の拡大と地域経済の活性化を目指して、さまざまな取り組みを進めている。基山町は佐賀県の東端に位置し、福岡都市圏へのアクセスにも優れた立地にありながら、観光地としての認知度はまだ高いとは言えない。来訪者の多くはハイキングや史跡めぐりといった限られた目的で訪れており、町全体を巡るような観光動線や長時間の滞在にはつながっていないのが現状である。
近年では、自然や歴史といった地域資源の魅力が再評価されつつあり、日帰りで訪れる観光客は増加傾向にある。しかし、町内での体験や消費の機会はまだ十分とは言えず、観光が地域経済にもたらすインパクトには限界がある。こうした課題を踏まえ、基山町観光協会では、受動的な観光から一歩踏み出し、来訪者が能動的に地域を巡り、地域への愛着を育めるような新しい観光スタイルの必要性を強く感じている。その一案として現在検討しているのが、「ご当地マーダーミステリー」をはじめとする、ICTを活用した周遊型の体験型観光コンテンツである。基肄城跡や町民会館、商店街、古民家など、町内の特色ある場所を舞台に、参加者が物語の登場人物となって謎を解きながらまちを巡るという、物語性とエンターテインメント性を融合させた観光スタイルを想定している。
これにより、滞在時間の延長や地域内での消費促進、観光動線の分散化が期待されている。さらに基山町は、人気歴史漫画『キングダム』の原作者・原泰久(はらやすひさ)さんの出身地でもある。国や時代を超えた壮大な物語を描く原さんの世界観と、地域の歴史・文化を融合させた体験型観光コンテンツとのコラボレーションの可能性も秘めており、今後の展開に大きな期待が寄せられている。町の持つ物語性や創造力との親和性は高く、こうした文化的背景は観光企画のストーリーテリングやプロモーションにも活用できる重要な資源である。/

